08/12/30 05:30:48 gYxz/ySv
やはりアレだな。荒木飛呂彦は素晴らしいにょろ。
これは第五部に於ける重要なテーマの一つだと思うが。
つまり実際のところはプロシュートが言うように、
願望はきちんと結果にしなければ意味がない世界なのだここは。
そうじゃないと勝ち残れない。
そういう世界の象徴として、ギャングであるプロシュートに
このセリフを言わせている。
こちらは他者からの評価や物質的利益を優先する思想だな。
他者からの評価は権力となり、物質的利益は財力となる。
しかしながらアバッキオと警官の会話では、
警官がプロシュートと正反対の事を言っている。
結果を残せず志半ばで倒れようとも、過程を重視する考え方だな。
実際にアバッキオとナランチャとブチャラティ、そして警官は志半ばで死んでいる。
こちらは精神の充足を優先する思想だな。
精神の充足は単なる自己満足。
プロシュートを含むパッショーネ暗殺チームと
アバッキオを含むブチャラティチームの行動を対比させてるわけだ。
私からしてみれば権力も財力も無意味だし、
己の命そのものが無意味なものなので、
やはり己の意志を重視し適当にやるほうが私の性には合っている。
そんなわけでアバッキオ達に一票。