10/07/03 14:54:28 7S5yoPV00
>>186
県警によると、事故を起こした男は食事をするため、妻が運転するワゴン車で来店し、助手席に乗っていた。しかし、普通車用駐車場が
満車だったため、運転していた妻は隣接する軽乗用車用の場所に停車した。男と妻は車から降り、店の前で順番待ちしていたが、
普通車スペースに空きが出た。
男は、妻を残してワゴン車に戻り、数メートル離れた普通車用の場所に、前向きで駐車しようとゆっくりと前進した。
ところが、最後に駐車のためにブレーキを踏もうとしたところ、間違えてアクセルを踏んでしまった。ワゴン車は、駐車スペースに
設置された車止めを乗り越え、すぐそばにあった店正面のガラス壁を突き破った。さらに、店頭に駐輪していた自転車と、店内の
待合スペースのいすをけちらし侵入した。
ワゴン車から降りてきた男はしばらく呆然(ぼうぜん)とした表情で立ちつくしたが、すぐにけがをした人に駆け寄り、介抱したという。
現場は国道1号沿いでJR瀬田駅から南西に約1キロ。郊外の住宅と商業施設が混在する地域にあり、国道沿いにはファミリーレストランなど
飲食店も多く、休日にはマイカーで訪れる家族連れが多い。だが、事故当時、回転ずし店の周辺は、警察や消防関係者が駆けつけ、
騒然とした雰囲気に。集まった近くの人たちが不安そうに様子をうかがっていた。
店の女性従業員の1人は「自分の店でこんな事故が起きるとは信じられない…」と驚きを隠せなかった。
オートマ全盛時代
回転ずし店で事故を起こしたワゴン車だけでなく、まちを走る車はオートマ車が一般的になっている。運転操作が簡単なため普及したとみられ、
マニュアル車は探そうとしてもなかなか見つからなくなっている。しかし、マニュアル車であれば、クラッチ操作などが必要で、踏み間違えだけ
では大事故になりにくい。
日本自動車販売協会連合会(東京都)によると、国産乗用車に占めるオートマ車の割合は、平成19年97・2%、20年97・5%、21年は
98・1%。100%に限りなく近づいている。
協会の担当者は「国産車ではマニュアル車はほとんど製造していない。消費者に選択の余地はなくなっており、マニュアル車を乗りたい人でも、
オートマ車を買わざるを得ない状況」と説明する。