10/05/10 11:17:26 AqgnHI6Z0
財政破綻(5月9日)
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ギリシャの財政破綻をキッカケに、様々なメディアや人が日本の財政破綻について論ずる
ようになってきた。私に「この人の話を参照にするように」みたいな腹立たしいコメントを
寄せてくる輩もいるけれど「笑止!」でございます。
なんせ私は5年くらい前から様々な観点から考えいて来ているのだった。
以前も書いた通り日本の財政破綻はほとんど外国から借金していない状況で発生する。
したがって海外には迷惑を掛けない。つまり極端なことを言えば、現在の千円の価値が
1円になるだけで、千兆円ある「国の借金」は実質的に1兆円になるワケ。
誰が損をするかとなれば、国債や現金を持っている人です。
江戸末期の「藩札」(藩単位で刷ったお金)や第二次世界前の「戦時国債」のようなもの。
我が国は2回ほど体験してきた。よく「国債の乱発は借金を次の世代に残す」などと言われるが、
そんなこと無い。むしろ「振り出しに戻る」だけ。財政破綻で精算されるのだ。
だからこそ私は破綻上等だと言っている。
ただ社会的な「激しい揺れ」は覚悟しなくちゃならない。ハイパーインフレの中、大混乱もある
だろう。いろんな意味で体力の人に取っちゃ厳しいとも思う。混乱が収まるまで早くて1年。
過去2回の破綻を見ると、最大で3年間くらい掛かるかもしれません。
また、新しい日本のカタチは、今の官僚主導主義と大きく変わるだろう。
というか、今までと同じ体制のままだとしたらバカです。日本人はそんなオロカじゃない。
その時に必要なのが「元気」と「才覚」である。前述の通りお金を持っていても何の意味もない。
20歳代までの若者なら新しい時代に遭遇し、自分を変えられると思う。
問題は30歳代以上。この世代の人は今から考え方を変えていった方がいい。
ただ破綻するまでの間が長ければ長いほど辛いかと。消費税は上がるだろうし、
高齢者の介護の問題だって解決できまい。今の辛さや閉塞感がドンドン大きくなるだけ。
いっそ早い段階に楽になっちゃえばいいのに、と思うだけれど……。
そんなことを考えつつ、バンコク発23時55分のタイ航空で成田へ。