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高齢ドライバー事故:ストップ 免許の自主返納や安全教室、広がる取り組み /奈良
県内で高齢者の交通事故が相次いでいる。全体の発生件数が減少傾向にある中、高齢者を当事者とする事故は年々増加。
高齢ドライバーが操作を誤る事故が目立ち、09年には高齢者の加害者数が被害者数を上回った。
県内で運転免許を持つ65歳以上の高齢者は約15万人(09年)。交通安全教室を開いたり免許の自主返納を促すなど、
取り組みが広がっている。【岡奈津希】
天理市で5月3日、70歳代の女性2人が乗用車にはねられ、死亡した。運転していた無職の男(76)がアクセルとブレーキを
踏み間違えたとみられ、自動車運転過失致死容疑で逮捕された。
同28日には奈良市のスーパーで、駐車するためバックしていた男性(76)の乗用車が輪留めを乗り越えて店の壁に突っ込み、
買い物客ら4人が軽傷を負った。女性店員(69)は「突然ドーンという大きな音がして、お客さんが後ろに飛ばされ、
車はぐちゃぐちゃにつぶれていた」と、衝撃を語った。
県警によると、09年の人身事故件数は7111件で、このうち高齢者が当事者となったのは1864件(26.2%)。
統計がある00年以降で初めて、高齢者の加害者数(1044人)が被害者数(1004人)を上回った。判断力や注意力の低下が
原因とみられている。