10/01/24 22:31:19 +XBTEBRr0
~クルマ市場におけるエントリー世代のクルマ意識~ 社団法人 日本自動車工業会
(1)クルマの相対的な関心順位の低下
興味関心がある商品・サービスのランキングで、クルマの順位が低下している。
エントリー世代が興味関心を持つ商品・サービスの順位をみると、情報通信機器の多くが上位にランクインし、次いで、音楽、書籍、アニメ・漫画、ゲームなど、個人で楽しむコンテンツがあがっている。
以前の大学生と比べると興味関心を持つ財の幅が拡大しており、多様な財との関係の中で、クルマの相対的な順位は以前と比べて低下している。
(2)人気品目の移り変わり
情報通信機器やゲーム・アニメなどのコンテンツの順位があがり、クルマの興味関心度が低下した。
以前の大学生と比べると、通信機器、携帯音楽プレーヤー、パソコンなどの情報通信機器や、ゲーム・アニメなどのコンテンツへの興味関心が上がっている一方、オーディオ、自動車用品、自動二輪などへの興味関心は低下している。
順位が上がった財・サービスに興味関心を持つ人のクルマ興味関心度は、関心が下がった財・サービスに興味関心がある人のクルマ興味関心度と比べ低い。
(3)他財に感じるベネフィットの変化
生活を便利にしてくれることへの期待が高い。顕示性、(努力の末に得られる)達成感は重視されない。
エントリー世代が興味関心を持ってお金をかけている財に感じているベネフィットを以前の大学生と比べると、上位10のベネフィットに大きな変化はみられず、中~下位のベネフィットに変化があった。順位が上がったベネフィットは、
「快適」、「便利」のような、生活の手間、労力を減らし楽にするものであり、順位が下がったのは「アピール」のような顕示性や、(努力した末に得られる)「達成感」であった。