10/05/09 21:39:45 B+NhdLS/0
>>218
外見から想像される空気抵抗だけを考えれば、事実そうだろう。
しかし、ディフューザー効果の方を考えてみて欲しい。
シルエットフォーミュラマシンの中身は、パイプフレームのワンオフマシン。
ぶっちゃけ、たらたら走るだけなら、ボディは無くても走れる。
そこにエアロボディを被せる。車高は限りなく低くして、
更に大柄なボディで、床下やタイヤハウスからの空気の流入を防ぐ。
ラジエータやエアインテーク、各種クーラー(オイル・ブレーキ・インタークーラー)等が
必要とする空気は、それぞれ専用ダクトを用い、流入も排出も、なるべく前後ボンネット内部に
篭らなくするように設計する。こうして、ボンネット内の空気は密閉される。
そして・・・ ボディのお尻に大きな穴を開ける!!
こうすることで、ボンネット内の気圧は速度に応じて、負圧へと化してゆく。
この負圧が、強烈なダウンフォースを生むことになる。
つまり、近年でディフューザーと呼ばれるパーツの仕事を、ボディ全体で行っていたのだ。
真空パックの容量、すなわちボディ容積を、レギュレーションギリギリまで大きく取る為に
あのようなカタチになったのだ。
続く