09/11/13 08:24:46 +1wbWFAF0
>>561
> 燃料の気化熱で、「直接ピストン上面やシリンダー内面を冷やせる」
ってのはおかしいぞ。ピストンやシリンダに接した部分は冷却装置に熱を奪われるせいでうまく
燃えずCOや煤になるから避けたい所。トヨタのD4が煤だらけなのもそのせいらしいぞ。
「吸気系(ポートや吸気バルブ・バルブシート)で熱せられた吸気を冷やす」というならわかるけど。
(シリンダ内面の温度を下げるには冷却水の温度を下げる等をすればいいのだが、なぜ今の
冷却水温度に加減してるのか?低ければ冷却損失や失火、高ければノッキングなどが…)
熱ダレはシリンダに入る吸気の密度が下がり、そのせいで酸素分子の総量も減るから
(それに見合う燃料も減るので)当然発生する熱量も減って…な物だ。
直噴に関しては各メーカー・技術者ごとに考えが違って、バルブを通過する分が空気だけなので
今まで燃料が取っていた分だけ多く入るってのから吸気バルブの熱で分解してバルブの上の煤に
なったり異常燃焼のきっかけの物質になるってのがなくなる(バルブ可変やミラーで有効)とか
ポートやバルブで熱くなった分を気化熱で冷やすとか噴霧の勢いでスワール強化ってのから全体
では理論空燃比だけど周辺部は薄めにしてプラグ周辺は燃えやすい少し濃い目に(層状)とか、
とにかく様々。直噴は手段であって目的じゃないから