09/06/05 21:17:20 K7i1UJM1O
>>951
15年で世界中の車の半数が電気自動車になるなんて、真面目に考え
ているわけないだろ。根本的な設定が間違っているから、答えも同然、
間違いしか導き出されない。10分の1という設定にも何の根拠もない。
先進国を対象としても、ガソリン車と対抗できるようになるのは早くて
15~20年後あたり。半数が電気自動車になるのはその10年後。
その頃になれば、今のようなエネルギー密度の低い電池は使われて
いない。例えばリチウム空気電池では、リチウムが含まれるのは負極
だけで、その全てが放電時のエネルギーとなる。
金属リチウムの負極容量は15kWh/kgなので、炭酸リチウム換算では
2.84kWh/kg。炭酸リチウムが17㎏なら48.2kWhの電池になる。使用後
の電解液の通電するだけで、金属リチウムは100%抽出できる。
URLリンク(www.aist.go.jp)
海水からリチウムを抽出するには、海流の早い場所に一定期間吸着剤
を沈めて、その後吸着剤からリチウムを採取する。吸着剤自体は劣化し
ないため何度でも再利用できる。
平成15年時点の最新吸着剤を使用した場合、年産1290トンの設備で
炭酸リチウムの製造コストは1980円/㎏。17㎏だと3万4千円。今はこの
半額未満で入手できるため、誰も不採算になるプラントを作ろうとは思わ
ないが、資源不足で高騰するならいつでも着手できる。
URLリンク(www.tech.nedo.go.jp)