10/02/28 01:13:09 7KyzL+GT0
>>854
日本のメーカーがDCTのアピールポイントを知らないし、
そこまで開発できていないだけじゃないかな。
DCTをほぼ全車に展開している唯一の自動車グループ、VWアウディグループは
破竹の勢いで2年前まで世界5位そこそこだったのが、今年一気に世界一が確実となった。
なぜDCTを全車に展開したか?なぜDCTが有利なのか?
答え:「DCT=速さ」だけでなく多面的に捉えているから。
つまり、かつて加速性能はエンジンのものだと思われていたものを、
DCTの導入によってDCTがエンジン出力の補助ができるようになった。
これをVWアウディは、エンジンをダウンサイジングし、DCTを搭載することで
非力なエンジンでも十分な加速力を持たせることができるようになった。
同じドイツ勢同士で比較するとわかりやすい。
Audi A4 2.0T 211ps。0-100km加速6.5s。
A4はランエボなどのようなスポーツモデルではなく、普通のサルーンなのにかなりの俊足。
対抗と見られていたBMW323iの性能は遥かに凌駕し、
上位のBMW325i 218ps 0-100km加速7.7sをも1秒以上早い加速力を手にした。
A4のほうが170kgも重いのに、加速も燃費も良いのだからBMWはかなり焦っている。
最近はBMW3シリーズのユーザーが、Audiへかなり流れ込んできている。
直4 2Lエンジンなのに、メルセデスCクラス C200の9.1s、C300の7.3sよりも速い。
1.4LエンジンのA3は0-100km加速9.3sと、C200の9.1sとも肩を並べる。
燃費ももちろん比較モデルよりも数段良い。
「DCT=速さ」だけでなく、そもそも効率を良くする手段として
エンジンの補助に用いれば燃費も良くなる、ということ。