09/02/15 01:31:21 BQK20qje0
2月14日
SCiBという画期的なバッテリーを開発した東芝がVWと組むというニュースを見て二つの点で驚いた。
一つ目は「本当に日本の自動車メーカーから評価されなかったのか」ということ。
東芝のWebサイトなどを見ると完全に自動車で使われることを意識してます。
1ユニット/2kgが24Vで4、2Ah。こいつを40ユニット/80kg積めば300Vの16、8Ahという
三菱iMEVと同等のバッテリー容量になる。ちなみにiMiEV用のGSユアサ製バッテリー、
約200kgあるそうな。SCiBなら重量にして半分になるワケ。こら凄い!
性能を見ても6千回の充放電サイクルが可能だったり通常なら30分程度必要な急速充電が5分で出来たり、
キャパシタ並みの出し入れが出来たり、低温に強かったりと、もはや自動車用として使ってくれといわんばかり。
というか自動車用として使われないのが不思議なような気がします。
複数の自動車メーカーに「東芝は?」と聞いてみたのだけれど、どうも乗り気じゃない様子。なぜか?
その後、展示会に出展していた東芝のブースの人に聞いてみたら、何となく解った気がする。
自動車業界の技術者と違い、応対が明確じゃないのだ。自動車業界の常識からすると「怪しい」感じ。
東芝サイドとしちゃ自信満々なんだと思うが、最終的に日本の自動車メーカーから評価されなかった模様。
二つ目の驚きは「ドイツってバッテリーの技術が本当になかったのね!」というもの。
考えてみればベンツでさえサンヨーのリチウムイオンバッテリーを使うそうな。
ドイツという国、最先端のバッテリーくらい作れるのかと思っていたら、そんなこともないのか?
VWといえばドイツの自動車メーカーの本家本元。その気になればボッシュやシーメンスだって使えただろう。
いろんな意味で考えさせられました。