くるまオタク養成講座 MkⅧat CAR
くるまオタク養成講座 MkⅧ - 暇つぶし2ch550:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/17 23:51:26 TGDvf1Vi0
機銃弾 雨霰で ボケたのだと思われまつが?

当時 「ゼロ」なんて 敵国語しゃべってたら
鬼より怖い 特高警察が 黙ってなかった筈

551:相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ
09/08/18 00:06:27 ncMaIB5g0
>>547
輸出を意識していたといえば、サルーンカーよりもむしろパーソナルなスポーツカーではないでしょうか。
バックヤードビルダーの製品等はその限りとは言えませんが、特に戦後~60年代。
例えばトライアンフのTRシリーズ等は総生産量の実に90%以上が輸出に回されていたとか。

で、(また w)思ったこと。
このトライアンフTRシリーズの流れの中で、最初に大きく外見が変化したのは
戦前からのトライアンフ社のデザイナーさんが手掛けたTR-3A迄から
ミケロッティデザインのTR-4になった時ですが、その時に主要な市場だったアメリカからは
洗練された新型を好まぬ方の声が多く寄せられ、仕方なく旧型ボディーの車をTR-3Bと称して
売り続けたそうです。
URLリンク(bringatrailer.com)
この写真はTR-3A

このTRシリーズ。最初に作られたプロトタイプはかなり凝ったデザインのもの
URLリンク(www.philseed.com)
1950年、ロンドンのモーターショーに展示され、評判も中々良かったそうです。
しかし凝りすぎたのか、複雑な工程を必要としコスト高になるという理由から没になったとか。
そこで代わって作られた生産型は確かにプロトタイプから比べれば簡潔な形状ですが
それがアメリカをはじめとする外国人には好評をもって迎えられたということなのでしょう。

そうしたことを見ると。
実は英国調のスポーツカー・デザインってのは元々は(英国人から見た)
ガイジン達がイメージしたものという言い方も、決して間違いではないのかも知れません。
で、誰よりもそこを鋭く見抜いていたのが、他ならぬジャガー社総帥・ウィリアム・ライオンズさんだったのかも。


552:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/18 00:46:18 9Ch6bWal0
>>550
ちょいと脱線。それは戦後に誇張されすぎた都市伝説です。

官庁発行物ですら戦争末期のタイ視察報告で、ホテル、サロンなどと
ごく普通に使っていて、印刷物として残っています。
このスレに似合いそうな例では、オイルはモビール油でしたし、オクタンも
普通に使われていました。

軍の飛行機のエンジンを始動するときなんてこうですぜ
「イナーシャ廻せぇ」(セルに付いてるフライホイールを回す)
「コンタクト」(空転しているフライホイールをクランクシャフトに)

確かに当時もマスコミ等が「敵性語はやめませう!」とか煽ってまして、読者欄に
「敵性音楽のレコードを庭の木に吊るし、銃剣でエイヤとばかりに叩き割り」
などと投書があったりしました。
要は、煽るマスコミと、その尻馬に乗せられる情弱という図式は、昔も今も
変わってないわけですねw

553:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/18 09:41:23 7tmbGD2P0


551 :相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ :2009/08/18(火) 00:06:27 ID:ncMaIB5g0
>>547
輸出を意識していたといえば、サルーンカーよりもむしろパーソナルなスポーツカーではないでしょうか。
バックヤードビルダーの製品等はその限りとは言えませんが、特に戦後~60年代。
例えばトライアンフのTRシリーズ等は総生産量の実に90%以上が輸出に回されていたとか。


16 :名無しさん@そうだドライブへ行こう:2009/08/17(月) 00:16:15 ID:ncMaIB5g0
これもコンビニの駐車場でのことだけど
昼間、店入り口脇に立っている郵便ポストにぶつけて停まったノアがいたな。
運転していた40くらいのママさん「なんで(車止めの)ブロックが無いのよ」って
何故か同乗していた旦那に八つ当たりしてた。


554:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/18 21:38:42 TmrziO7b0
>>550
海軍は特に、英語(と英語もどき)をバリバリ使ってましたよ。
一番敵性語にうるさかったのはたぶん、国内の民間 w
もっとも本当に、「辛味入り汁掛け飯」(カレーライス)なんていう奴が居たかどうかは疑問ですが。

自動車を発進させる時は、剪断器践板を踏込み、変速槓棹を一速に入れ、
剪断器践板を徐々に緩めつつ、同時に加速践板を踏み込む、
・・・ことになります。

こんな感じの悠長なこと、戦場で一刻を争う時に言ってられませんよね。

さて、零式艦上戦闘機の呼び方は、レイセン、ゼロセン、レイシキ艦戦、
あたりが混じってたんじゃないでしょうか。
零式観測機、なんて飛行機もありまして、これをレイカンとは
あんまり言わないみたいですね。大抵、ゼロカンか正式名称かですね。
要するに言いやすい呼び方で通じればいいんです。

あと、今のオタクみたいに、形式名や内部での通称などで呼ぶ場合もあります。
零戦ならA6、紫電改ならJ改などと。

陸軍なんかは、機体やエンジンを、愛称で呼ぶより、制式番号で呼ぶことが多いようでした。
一式戦闘機”隼”なら、キ43と言ったり、エンジンをハ25と呼んだり。
愛称は国民に宣伝する時によく使われまして、戦時中は、零戦等の海軍機より
陸軍各機のほうがずっと有名だったそうです。


・・・また脱線してしまいました。すいません。

555:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/18 23:45:00 DtaShg5D0
戦時中の陸軍で、
当時希少な専門職だったプロの運転手・整備工から徴兵された、良くて下士官級の兵士が、
自分より若い士官相手に、自動車講習で講師になることは多かった。

何しろ彼ら黎明期のプロドライバーやメカニックは
運転や整備はエキスパートだが、その用語はみな半ば日本語化された英単語で覚えている人たちだ。
「ぶっちゃけわかりやすいように英語を使いますのでご了承願います」と説明し、
受講してる士官たちも和製英語混じりの講習を熱心に傾聴していた。
筆記するならともかく、口づてに実物の操作法指導で外国語を使っても、別に誰もとがめなかったという。

現場にとっては、用語をうんぬんするより、実際に車両の操縦法や整備法をマスターする方が遙かに重要だったのだ。
当たり前のことだが。

ちなみに軍用トラックでも、いすゞ系(陸軍制式。丈夫で壊れないが高価で遅い)を除くと国産車の信用がほとんどなく、
敵国製の中古フォード・シボレーに人気が集まったのは有名な話。

556:相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ
09/08/18 23:57:26 XsBNVi0J0
>>553
コテで書いた方が良かったですかね?(すぐ忘れるけど w)
先日書いてあった事故報告スレ。結構私も不謹慎好きなもので。
>554
そう言えば今年は無かったですが、CG誌夏の名物小林先生の飛行機話でも、よく
「制式番号で呼ぶのが我々の間では半ば常識だった」とか書かれていますね。

零で思うのは、欧州行くと皆地階は“ゼロ階”でこちらで言う二階が一階と呼ばれますが、
日本で“二階建て”と呼ぶ建物は向こうでも“二階建て”・・でも当然“二階”は無い。
なんだか納得行かない気がします。

さて、ちょっと昨日書き残したこと。
先日も少し名前を出したオースティン・ヒーレー・スプライト(カニ目)
URLリンク(www.allenmotorsports.com)
この愛嬌のある顔立ち、最初はポップアップ式の灯火を装備する予定だったのがコスト高を理由に
こうした形状とされたというのは有名な話ですが、
これ、考えてみると昨日書いたトライアンフTRシリーズのヘッドランプと同じ道ではあります。
身近にそういう例が有ったにもかかわらず、同じ事を繰り返すものかとちょっと不思議に思うところ。

スプライトはこの形を5年程続けた後、MKⅡ以降は常識的な形状になりますが
URLリンク(local.aaca.org)
普通はポップアップ式が使えないと判明した時点でこうするものではないでしょうか?
デザイン変更が不可能なギリギリのタイミングでポップアップ式が没になったとも考え難いですし。

“カニ目”(アチラではフロッグ・アイ)のMkⅠも五年続いたくらいですから人気は高かったのですが
ちょっと穿った見方をすると“このくらい、即興性が有った方が英国製スポーツカーらしいかも”
みたいな計算があって“とにかく一度出してみるか”みたいに売り出された・・なんてことは・・(w

557:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/19 00:39:30 FSQpQ8G10
>>554
>一番敵性語にうるさかったのはたぶん、国内の民間 w
>もっとも本当に、「辛味入り汁掛け飯」(カレーライス)なんていう奴が居たかどうかは疑問ですが

戦時中の、銃後を護る節約料理献立本の裏表紙には「チキン印 ケチャップソース」と堂々と広告が載ってましたw
ともあれ、このスレ的にも、宮内庁がパッカードを使っていて、マレーの虎・山下奉文は南方で鹵獲したラジオ付きの
アメリカ車を自慢し(車種は何でしたっけ?)、山本五十六の遺骨はリンカーンで運ばれるというのが現実でして。

トラTRにスプライトの出目が話題ですが、このカエルライトで思い出すのがクロスレー・ホットショット。
当時の人にはカエルライト=スポーティというイメージでもあったんでしょうか?
何か、レース車にその源流があったりするんですかね?

558:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/19 11:42:09 9NvFW6aT0
>>556
「CG誌夏の名物小林先生の飛行機話」で思い出したが、>>556は6月号の「小林の世界」を読んだか?
公共の雑誌で堂々と「第三国人」と書いてるぞ。

559:相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ
09/08/19 23:43:33 5Q5Y1/4d0
>>558
前に石原東京都知事もその言葉使い「なんでいけないんだ」と言っていた事があったように
ある程度の年齢以上の人にとっては悪意の無い言葉なのでしょうね。
(あの人が言うと開き直りに見えるけど w)
今は戦時中等とは違う意味で言葉を制限しすぎているとは思うけど、それはまた別な問題で
“使っちゃ駄目”っつう前例がある以上は、印刷される前に誰かが気付かないといけないのだろうけど、
先日も“写真の説明文等にも細かな間違いが目立つ”と私も書いたように、
今のCG誌の質が低下している事の表れかも。
>>557
海軍の補機駆動用エンジンを用いたというアメリカ製バブルカー、クロスリー・ホットショット。
このスレッドでは久々に出る名前ですね。

このところ季節柄か戦時中の話が多く出てますが(当時を実際に知っているような書き込みが多いのが怖い w)
そんな事も有って、ちょっと思い出したのが、以前有った“ジープの美しさ”についての話。
ああいうミリタリー物の格好良さってのは、それ自体は忌むべきものであっても用途の為に特化したもので
つまりは“持つ事に誇りを持てる”とか“見る人の羨望を集める”とかを考えてデザインされていない
機能にのみ、忠実である事に由来したものでしょう。

自動車の世界にあっても(特にスポンサーカラー導入以前の)純レースカーの美しさってのは
それに近いものだった筈。
ですから、純レーシングカーをアイドルとするスポーツカーの世界に於いても、
“機能に忠実で見た目にこだわらないのが格好良い”みたいなところは昔の方が強く有って
レースの現場で即興的に作られた物を模写した物が粋に見えたのでしょうか。
だとすれば“カエルライト”そのものが格好良いと言うよりも、そういう即興性を感じさせるものの象徴として
“ああいう形の物が格好良い”と思われる風潮が有ったのかも知れませんね。

時代はずっと下りますが、ランチア・ストラトスとか初代フェアレディZのフロントエンドに
ずらりとフォグランプ並べたラリーカー・ファッションが格好良いとされたのもそれと近いのかも。

560:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/20 00:07:03 /Hc5EMcK0
しかし、戦後一時期の輸入車需給を語る際に「第三国人」ルートの存在は言及せざるを得ないからなあ。

侮蔑的意図のない歴史的用語としてなら別に使っていいとも思うんだが、
向こうさんと自主規制好きな方々の声が大きいから……

561:酔いどれエロスパ◎~▽~◎ ◆cAAK5ejJdg
09/08/20 00:28:10 hugrnCOZ0
上っ面の言葉さへ狩れば事実が無くなると思ってる低能でカタワなおツムで、
チンバな偏った意識の連中は、真実が見へなひメクラどもなんですな。www
さういふ意識でもの書かれても、それは片手落ちといふものでせう。www
さうしてさういふ批判に耳を塞ぐツンボの大声ってやつ、と。www

562:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/20 06:56:01 nrugVPtIO
最近えらく怒っておられますな‥。

563:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/20 11:18:35 PQWLRSaT0
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564:相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ
09/08/21 23:45:54 HnDKgu3l0
↑・・腐男子って何・・?

さて、もうちょっと飛び出したヘッドランプ(カエルランプ?)で思ったこと。まぁ、いつもながらの無駄話ですが。

トライアンフTRシリーズやオースティン・ヒーレー・スプライトでは、コスト高という理由で没になった
ポップアップ式のヘッドランプですが、先日もちょっと話に出たトヨタ2000GTはコスト度外視で
トヨタのイメージリーダー(だったのかな?)として作られた為か、それが採用されています。
もっともこれ、本来ならば先に発売されていたトヨタスポーツ800と同様にノーズ先端に付けられたランプを
ヘッドランプとして使いたかったのは明らかだと思います。
ポップアップ式のランプは、スポーツ800とは異なり輸出も考慮した為ランプの位置(高さ)が
あれでは具合悪かった為に後から付け足された物ではないでしょうか。

英国的にレーシングカーを直接のアイドルとはせずに高級パーソナルGTとして入念にデザインされたと見える
トヨタ2000GTですが、あのポップアップ式ヘッドランプを出した状態だけは
格好良いという声が聞かれないのはちょっと残念な気がします。
もっともヘッドランプを飛び出させた状態の時ってのは夜に決まっていて
車全体の形を把握出来ないのですからそれも仕方ないのかも知れませんが。

しかしフロントエンドの形ってのは車全体の印象を大きく左右するもので
トヨタ2000GTが、もしも普通にフロントのやや奥まったところにヘッドランプを装備して
アクリルカバーでも付けていたならば、フェラーリGTOやらジャガーtype-Eにより近い印象の車となり
独自性は大いに失われていたでしょう。
また、あの車がポップアップ式ではなく“カエルランプ”にしていたら、それこそ変なモノだった筈。
やはりあれはあの形で良かったとしか言い様が無いものなのでしょうか。


565:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/22 03:54:46 wxJ3mzHo0
2000GTのデザインを手がけた元トヨタデザイナーの野崎さんは、春先に亡くなられたようです。
会社のせいで現役時代には名前も出ませんでしたが、
デザインとしては日本車最高水準の作品が一つ世に残っただけでも、もって瞑すべし、でしょうか。

一方、初代ZのプランナーでもあるミスターK・片山豊さんは来月で100歳になりますがまだご健在。
ご出身が浜松郊外の春野というのは、
Hマークのヤヴァいぶち切れオヤジや、中小企業のオヤジを称する怪社長のいる会社を連想させて、面白いものがあります。

浜松には何か変な自動車関係の放射性物質が埋まってるんでしょうか。

思えば片山氏、車を運転して80年近い経歴があるだけで凄い。
戦前のダットサンの販売に関わり、鮎川社長に満州に行かされたりもし、
戦後はフライングフェザーのアイデアを冨谷龍一氏に進言し、
オーストラリアラリーには難波さんなどの猛者と共に
トラック同然のノーマルダットサン共々現地へ乗り込んで指揮を執り、
完走とクラス優勝で凱旋して国に帰ってきたのに
恐るべきバカ社長の川又克二らのせいで冷や飯を喰わされて、アメリカへほとんど左遷として送られ、
そこで商社系のやる気のない連中をけり出してダットサンを売り込み、510やZをアメリカで成功させ……
そしてまた冷や飯を喰う形で引退せざるを得なかった……

エンジニアでない自動車人で、これだけ波瀾万丈なキャリアを歩んだ人も貴重ですな。

566:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/22 07:59:31 x6UVh+SsO
>Hマークのヤヴァいぶち切れオヤジ

ワロタw


片山さんくらいの人になると、左遷されてもDATSUNのブランドを
全米に浸透させるくらいの事をやってのけちゃうんですねぇ。
逆に、日本に居て煩い連中に干渉されるより、アメリカで駆け回ってる方が性に合って、
実力を発揮できたのでしょうか。


ところで、DATSUNの復活という話はどうなったのでしょうか。
Zカーの存続でお茶を濁して・・・る訳ではないですよね w

567:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/22 08:54:31 wxJ3mzHo0
>ワロタw

部下相手にスパナ振り回してガツン、何かあったらガオーガオーですぜ。説得しようとすると逆ギレしてぷいと消える。

これで貴重な人材を逃してしまったこともあるぐらいだから、藤沢さんがいなかったらどうなったことか。

「Topgear」なんぞを見ると、ジェレミー・クラークソンなどあちらの方たちは、
「ニッサン」ブランドの新しいZでも遠慮無く「ダッツサァン」と呼んでたりしますね。

568:相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ
09/08/23 00:58:12 +5ZTgsAU0
>>565-567
そう言えば。元ホンダF-1のエンジニアだった、かの中村良夫さんが書かれたものなどを見ても
「本田宗一郎さんと中村さんとの関係って、中村さんの人柄だけで成り立っていたのでは?」
みたいに思う事が有ります(w

世の中には「アンタ惜しいなぁ!」みたいに思うことって一杯有りますが、
中村さんが深く関与していた第一期ホンダF-1なんかもそんなクチ。
もうちょっと誰かがこうしていたならばと思うところは一杯有ります。

例えば“プロのレース屋さんのように、最初は無難なことから始め。新奇な機構は後から少しずつ出していたら”とか
でも、仮に本田さんがそういう方でしたら、殆ど二輪の実績しかなかった会社がいきなりF-1に出たとは思えず。
また中村さんが自分の意見を強く押し通す方なら、本田さんとの衝突は避けられなかったでしょう。
第一期ホンダF-1が、今の目では無謀な機構の塊のような車で結果を残せなかったのは
同時期のブラバム・ホンダF-2が無敵だった事も有って、「惜しいなぁ」とは思いますが
そこに関わった人の組み合わせから必然の道でも有ったのだと思います。

その点アメリカの“自動車の殿堂”にも称えられる片山さんは、御本人の人柄とめぐり合わせとが
上手く噛み合った方だったのかも知れません。
それとも本当に優れた方は、周囲がどうあれ、それなりの結果を出してみせるということなのでしょうか?


569:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/23 01:51:12 qnXCt7wT0
以前から気になっていましたが、「F-1」という表記は間違いですよ。
FIAの公式サイトで確認して下さい。

570:相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ
09/08/24 00:22:09 pLgSYIEW0
>>569
失礼。それ、癖になっているので油断しているとつい出ちゃうんですよね。

さて。トヨタ2000GTのデザインですが、近年迄はこの車については(特に海外で)
「元々のプロトタイプははヤマハがドイツ人デザイナー・ゲルツさんという方に依頼してデザインしたもので
ヤマハはこれをニッサンに売り込んで商品化される筈だったものの、ニッサンとは最終的に折り合わず
後にトヨタに売り込み、トヨタ2000GTとして世に出された」
・・ってことになっていたそうです。

それがトヨタ2000GT開発ヒストリーに関して書かれた本も出版され、またヤマハの製作したプロトタイプも
(実在しましたが)トヨタ2000GTとは直接何も関わりは無かったことも明らかになり
やっと本来のデザイナーが野崎喩さんという方だったことも明らかになったようです。
この辺のことは私はSCG誌43号で読みましたが、それ以前に読んだ
他の元トヨタデザイナーさんが書かれた「空力とカーデザイン」という本でも
トヨタ2000GTには触れながらも、誰のデザインなのかは書かれていなかったようです。
世に誤りが広く流れていたならば、一言書かれても良かったと思うのですが。

・・それにしてもなんで海外ではニッサンが依頼してヤマハが作った2000GTって車が広く知られていたのか?
また何処からゲルツさんという名前が出たのか?不思議な話ではあります。

ところで野崎喩さんという方、他にはどんな車を手掛けた方だったのでしょうか?
トヨタ2000GT自体は古典的なGTのプロポーションに忠実な格好の良さを追求したと思える形ですから
革新的とかって言葉とは無縁でも、決してその事が価値を低めるものではないと思いますが
それをジャガーE-typeに似ているとかナンとか言われたのは、面白くなかったのではないでしょうか。


571:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/24 07:47:47 TMVX5zgRO
あの頃の日産のデザインの話になると、よく名前が出て来るのがゲルツさん w

初代シルビアにせよ、Zにせよ、日本人デザイナーの作にもかかわらず、
ゲルツさんの作、あるいは関与した、とする文章をよく見ました。
日産に関わりがあって、感想くらいは述べたかもしれませんが。

私の個人的な好みで言えば、同じロングノーズでも、
トヨタ2000GTの流麗さより、Zカーのワイルドさの方が好きだったりします。
あまのじゃくなのか、完成度の高いのが逆に物足りない。
Zにしても、昔はZGの方が好きだったのに、今はノーマルの口の開いた方が良く思えたり。

それにしても、初代シルビアというのは、美しくてカッコイイと思います。
フロントグリルが睨みつけるような表情で、
美しい中にも男らしい感じがします。

初代プレジデントも、マイナーチェンジ前はシルビアと似たグリルで、こちらも好きなんですが、
あんまり長い間は作られませんでしたね。
高級車としては、センターグリルの後期型の方が押出しが強くてよかったのでしょうか。
このスタイルは長かったですけども。

シンプル横長グリルから、センターグリルへのチェンジと言えば、
いすゞのフローリアンというのもありました w

572:相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ
09/08/25 00:14:42 pS7+50rV0
>>571
昨日も触れたSCG43号の記事の中には、その名前は出て来ませんが
アルブレヒト・フォン・ゲルツさんという方、ニッサンとコンサルタント契約を結んでいたのは確かなようで
その初代シルビアはゲルツさんの作とも取れる文章は先程ちょっと見たwikiの中にも見られます。

で、どうも海外で“トヨタ2000GTはゲルツさんの作品”という説が広く流れていたのは
ゲルツさん自身がニッサンの為にプロトタイプ(日産2000GT)をデザインした事を何処かで話したのに
いろんな尾鰭がついて昨日も書いたような話が出来上がってしまった為のように思えます。

まぁ、それはともかく。
昨日までトヨタ2000GTを格好良いと言っていたのに、簡単に手の平返すようですが。
“完成度が高いのが却って物足りない”と言われるのも判る気がします。
それこそ先日の“デザインし過ぎないのがスポーツカーの粋”みたいな話ではありませんが
意外と好き嫌いで考えればそういうモノなのでしょう。
トヨタ2000GTって博物館など屋内で見る機会は多いのですが、先日或るイベントで珍しく屋外で見たとき
なんとなくまとまり過ぎ、窮屈な感じを受けたので
もう少し生まれた時代が後でしたら、コークボトルでも纏って、バランスは少し崩れるかも知れませんが
もうちょっと気楽に見られる車になっていたとも思いますし、自分でも乗ってみたいと思ったかも知れません。

また、このスレッドで以前“スポーツカーとGTとの境い目”みたいな話をしましたが
案外こうしたところにもそれは有るのでしょうか。
スポーツカーってのは細部まで完全にデザインされていなくても良いっつうか、ちょっと野性的なくらいで良く。
純粋なGTを目指したトヨタ2000GTに無くて、(かなりGT寄りでも)スポーツカーを目指した初代Zには有るモノ。
それが“ワイルドさ”っていうものなのかも。


573:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/25 00:59:03 NqYDPMK70
>>571
>高級車としては、センターグリルの後期型の方が押出しが強くてよかったのでしょうか

プレジデントがあのゴツイ後期になったのが昭和48年。
メーカーの公式アナウンスはないものの、この時期あたりから、取ってつけたようなフェイスリフトや
ノーズ延長、エンジンの排気量増大が各メーカーに見られます。
ちょうどこの時期は、48、50、53年の排気ガス対策に向けて必死になっていた頃で、酸化触媒やら
二次エアブロワーやらぶち込んで、熱害対策必至の状況になっていました。
グリルの拡大も美醜はともかく、その時代に必然のことだったのでしょう。

わかりやすい例に、同時期のコロナマーク2があります。
前期ではグリルに合わせたデザインのバンパーですが、後期では一直線のバンパー、しかも
グリルとバンパーのスキマは開けっ放しで開口部を稼いでいます。
見た目の印象は「投げやりなフェイスリフト」ですが、50年対策のエンジンを積むために、
フロアパネルのプレス、エンジンマウント位置まで変えているという涙ぐましいシロモノです。

前期型
URLリンク(www7a.biglobe.ne.jp)
後期型
URLリンク(www.geocities.jp)

574:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/26 00:00:20 sZEcA2fu0
’60年代の国産車なら SR311が最強だと思いまつ

575:相当逝ってる ◆B9CPtVclVQ
09/08/26 00:05:41 K9Lgybn70
>>573
そう言えば、先日もちょっと触れた「空力とカーデザイン」って本を書かれた元トヨタデザイナー氏
(以前この本に辛辣なこと書いたので、名前は出しません。調べればすぐ判ってしまいますが w)
そのコロナ・マークⅡのデザインの中心となられた方のようで、
その本の中でも熱対策に苦労された当時の話も書かれていました。
で「自ら手掛けた車は自分でも買って使ってみる」と言われているのは結構ですが
「視界が悪くて使い辛かった」とも・・って他人事みたいなことを・・(w

ところで、カーデザイナーさんっつうお仕事も大きく二つに分けられ
レーシングカーのデザイナーと市販車のデザイナーでは全く内容も異なることでしょう。
市販車の場合、フルスケールのクレイモデルを作るのにも数ヶ月という時間を掛け
入念な検討がなされるそうですが、レーシングカーではそんな事していたらシーズン終わっちゃいます。
また高度に専門化した現代の自動車レースではボディー形状に求められる要件も
市販車とは大きく異なるようです。

60年代半ば頃迄は、フェラーリの純レーシング・スポーツカーもピニン・ファリーナがデザインして
スカリエッティの工房で製作されるという具合に、
結構レーシングカーデザイナーとロードカーのデザイナーの仕事の境い目には曖昧な部分も有ったようですが
今は市販車ベースのカテゴリー以外ではそうした事は考え難いでしょう。
一時期ルマンがGTカテゴリーで争われたことなども有りましたが“市販ロードカー型”は
かなり特殊な車になってしまっていましたし。
最新の純レーシングカーをアイドルとする“硬派の”或いは“スパルタンな”量産スポーツカーっつうのは
中々生まれ難いご時世でもあります。

いっそのこと、レース規則をちょっとだけ改変して「トランスポーターによる競技車両の運送禁止」
ってしてしまえば良いと思うのですが。
サーキットまで自走しなければならないとなれば、ナンバー取れないような形の車は作れず
かなりレースカーの形も変化するでしょうから。


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