09/04/19 00:28:17 BBJ++gSJ0
タービンエンジンは自動車用として本格的な研究が始まる以前から、
発電用などには実用化されていたそうですからハイブリッド車には向くのかも。
ただ、システムそのものはシンプルであっても(変速機不要ですから)
断熱やらに問題は残るでしょうから嵩張る事は避けられない気がします。
大型トレーラーとか鉄道車両向けでしょうか。
1963年。クライスラーが一般モニターに貸与した試作車両は50台とされていますが
その他にメーカーのスタッフ自身が世界中を回って見せたとかで、
64年には東京でも招待されたテスト同乗者を乗せてデモ走行を行っているそうです。
振動の無さや静粛性、急坂でもシフト無しで一気に登れる力強さは強い印象を与えたそうですが
燃費の方は未だ良くなく、おおよそ4~5km/Lくらいだったとか。
安価な灯油使用であることを思えば、この頃のアメリカ車としては酷いと言うほどの事も無い気もしますけどね(w
URLリンク(peter50tal.com)
一般に貸与され、日常に使用される事を前提として作られた車ですから、
この時代のアメリカ車の常識的な形からは踏み出しておらず。
むしろ地味にすら感じるデザインは直前にフォードから引き抜かれたデザイナー
エルウッド・エンゲルさんという方のものだそうで、実際の製作はイタリア・ギア社が請け負ったものだそうです。
一台が一人のユーザーに貸与される期間は約半年とされ、3年間で総数203名の方がモニターに参加
総走行距離は100万マイルに達したそうですが、残念な事にこの車の試乗記の類を見た事は有りません。
ですからタービンエンジン搭載車を運転した感覚ってのは想像するしかないのが現状のようです。
高速巡航は得意科目でしょうけど、停止と発進が頻繁に繰り返される市街地走行での使い勝手は
どうだったのでしょう。
周囲の車も皆同じエンジン搭載しているなら問題にならないのでしょうけどね。