09/03/21 00:07:34 hoeSle970
>>157
そう言えば・・。私が始めて乗ったCVT車は二代目マーチでした。
あれは電磁クラッチとの組み合わせでクリープしなかったという記憶が有りますが、今のはトルコンと組み合わせ
更に扱い易さは増しているそうですが、伝達効率の点から見るとどうなのでしょうね?
昨日の話の続き。
あれこれと数値化すること。それ自体は悪い事ではないと思います。
数値化することで目標も立て易くなりますし、性能的なものも人に伝え易くなりますし。
しかし何でも数値化しないと理解出来ないというのは問題があるとも思います。
カタログ上の数値と実情や、乗って感じる感覚が異なる車が日本車には多いと言われるのも
実験台上での数値を無闇に求める日本人的気質に起因しているのではないでしょうか。
こうした数値の追求の、功罪の両面が表れているのがホンダF1の成績ではないかと思うことが有ります。
感触的な物を除くエンジン性能は、寸法とか重量も含めて数値化し易いものでしょうから
(現実は、そう簡単ではないでしょうが)開発目標も立て易いものであり、
その結果60年代F2のブラバムや80年代のウィリアムス~マクラーレンF1にエンジン単体の供給を行った時には
成功を収めましたが
数値化する事の難しいシャシー性能が問われる車全体の開発には苦戦して、思うような成績が
得られなかった第一期と第三期が、数値化好きな日本人気質の強みと弱みを共に表していると。
勿論、何処のメーカーでも或る程度は数値を頼りにしているところは有るのでしょうが。
参考程度にとどめるべきものに、特に振り回されやすいのが日本的なものと思うのです。
そしてまた。一時期あれ程カタログを賑わした空気抵抗値が、車の形の流行が変化すると共に
全く話題に上らなくなったこと。こうした事もまた日本人気質でしょうか?
その重要性は流行に左右される物では無い筈なのに。