08/12/15 14:47:54 ibsGhek+0
12月15日
米ビッグ3や日本のメーカーの低迷は盛んに取り上げられるものの、
欧州系メーカーについちゃ厳しい話が入ってこない。
じゃ順調なんだろうか? そんなこと無いと思う。
アメリカの場合、自動車ディーラーは基本的に在庫を持つ。
並んでいるクルマを売るというイメージ。
日本もオーダーしてから生産する、というシステムではない。
したがって売れ行き不振が即、在庫になる。
けれど欧州だと「オーダーしてから生産する」というのがスタンダード。
だからこそベンツやBMWなどはいろんな注文に応えてくれるワケ。
オーダー後、納車まで早くて1ヶ月半。
人気あるモデルだと半年~1年待つことだって珍しくない。
つまり年内一杯くらい10月に突入した本格的不況の前に入った
オーダーをこなしている状況。販売不振と在庫にタイムラグがあるのだ。
聞けば10月以後のオーダーは日米と同じく急激に減少しているそうな。
年明けあたりから本格的な減産に追い込まれる可能性大。
そうなると欧州のメーカーも破綻の可能性が出てくる。
ルノーやフォード、オペルあたりは深刻らしい。
10月まで絶好調だったベンツやBMW、VW&アウディだって怪しい感じ。
すでにアメリカは在庫が危険水域に達しているようだ。
何度も書いてきた通り2009年はサバイバルの年。
耐え抜き、技術力を磨いたメーカーが、景気良くなった時に急伸することだろう。