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10月30日、このドラ息子・渡辺龍雄(30)は通勤ラッシュで混み合う京王線車内で、
隣に座った女性の胸に、自分の肘を押しつけていた。さらに、たまりかねて声をあ
げた女性の顔面にパンチを浴びせ、調布駅付近でホームに逃げるようにして飛び降
りたのだ。結局、この女性、そしてほかの乗客によって、駅員に突き出され、暴行
容疑で逮捕されるに至ったのだが……。
産経新聞の社員が自嘲気味に語る。「この男の父親は今年6月、本社常務に就任し
た人物なのですが、彼の甘やかしすぎが今回の事件の原因だと思う。これでは、
産経新聞は、三田佳子の息子が覚醒剤で捕まったなんて書く資格はないですね……」。
というのも、このドラ息子は以前にも一度事件を起こし、産経新聞を懲戒免職に
なっていた経緯がある。その事件とは、なんとひき逃げ。平成9年11月に静岡県
内で老人を車ではね、死に至らしめたのだ。結局、懲役6年、執行猶予2年の実
刑判決となったのだが「執行猶予が明けて、今年の3月には、すでに産経新聞の
子会社で記者として働いていましたね。社内では父親の働きで記者復帰したとい
われていましたよ」(週刊誌記者)。そして、この痴漢事件である。父親が社内
の実力者だから、何をやってもすぐにまた仕事に戻れるとでも思っていたのだろうか?
静岡県警清水署は八日、業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで、
静岡県三島市谷田御門四九〇ノ一〇、産経新聞記者、 渡辺龍生容疑者(二七)を
緊急逮捕した。調べによると、渡辺容疑者は七日午後八時二十分ごろ、同県清水
市横砂本町の国道1号静清バイパス上り車線で、自転車で道路を渡っていた静岡
市小鹿一ノ二五ノ二二、無職、前田勝太郎さん(七七)をはね、そのまま逃走した疑い。
三推社がどういう扱いをするのか。普通の良識ある出版社なら退職させるだろう。
三推社の常識が良識なのか、それとも非常識なのか、われわれベストカー読者は
見守ろうではないか。