08/09/26 10:24:59 aOXvbYl40
署名のない投稿が同志塾のブログにありました。文体からして国沢先生と思われるため保全しておきます。
2008-09-26 09:27:25 更新
URLリンク(doshijuku.seesaa.net)
ぜひ「悲鳴」の掲示板を!
日本人は「見える危機」に対応しようという気持ちが強く出る。ドクターヘリなど代表的な存在。
病人の元まで医者付きで疾風のように飛んで行き、緊急処置をしながらあっという間に名医の待つ大きな病院へ。
普通なら失ってしまう命を救い、めでたしめでたしという寸法だ。
誰でも「何て素晴らしいシステムなんだ」と思うことだろう。
さて。銚子市立病院が閉院するというニュースを御存知だろうか?
何と公立病院の7割は赤字だという。病院と言えば儲かる仕事の代名詞のように感じるけれど、
上がる一方の人件費に追いつかないのだという。このままだと閉院に追い込まれる公立病院が
続出すると言われてます。ドクターヘリどころじゃない現実もある。
高齢者など病状により2~3の科目に渡るようなことも少なくない。
公立病院は複数の診療科を持つため、一度で全て足りる。
個人経営のいわゆる「クリニック」しかないような場所だと、いくつかの病院を回らなければならなくなってしまうワケ。
自分で移動手段を持っていない御老人だと、タクシー代も厳しい。
それなら地域で半分ボランティアによる移動手段を構築しようとすれば、今度は役所から
「2種免許は持っているのか?」「事故の時の対応はどうするのか?」などと横やりが入り
(そらタクシー会社とかモンク言いたくなるだろう)、なかなか上手くいかないようだ。
病院も潰す。それでいて代替の交通環境を提供するワケでもなし。
今後、少子高齢化や、財政の悪化、格差の広がりにより、こういった「悲鳴」がたくさん上がってくるに違いない。
行政から無視されている悲鳴の掲示板のようなネットのサイトがあれば、それを見て「これなら何とかなる」と
救いの手段を提供出来るケースもあるんじゃないだろうか。悲鳴の掲示板、作れないものだろうか?
posted by 同志塾 at 09:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記