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2008年09月02日
誰が首相でもダメ
福田首相が辞任した。巷間「無責任」だとか「何もやらなかった」という意見も多いけれど、今の日本の社会システムって簡単じゃない。優れた首相が居ればすぐ良くなる、なんてのは夢のまた夢。次は麻生さんになるかもしれないけれど、
基本的に誰がやっても同じことだと思う。
なぜか? こらもう簡単。官僚システムがガッチリと根を下ろしているからだ。
役人のトップ達は地方じゃ神童と呼ばれて育ち、東京大学を経ている。
「勉強できるのがエラい」という判断基準なら、超エリートばかりです。
加えて「何でも出来る!」と真剣に思ってるKY君も少なくない。
この手の人間、明治維新の前も、第二次世界大戦の前も、日本を牛耳っていた。
「国の終わりからの使者」と言ってもよかろう(企業もこの手の人間が牛耳ると衰退する)。
極めて強力な政治力や作戦応力を持つため、自分と反対の意見や施策が出てくれば
手を変え品を変え、潰しに掛かる。
ただエリート達は戦国時代に代表される「緊急事態下」になるとイッキに生存能力
低くなります。「たくらみ」がバレた途端、全ての終わりを迎えますから。
「民」のチカラ強ければ、これまた怒りを買って追放されてしまう。
されど現在の我が国ような「ゆるま湯」環境だと、絶大な権力を持ち続けられる。
そんなこんなで、どんなに有力な人材が首相や大臣になろうとも、役人に反対されたら終了。
足を引っ張られ、非簿中傷合戦に巻き込まれる。
小泉元首相のように「ゴーイングマイウェイ」の人格を持ってしても、思ったようにならない。
次の首相が誰になろうと日本は崖っぷちのままだろう。
そして役人のチカラを徹底的に削ぐ何らかの大転換が始まるまで、毎年のように
首相交代を続ける。日産の失敗も全く同じ流れ。民間企業ならゴーンさんのような人で
立ち直るも、「国」となれば難しい。
posted by 親方 at 16:05|
コメが続く