07/12/29 21:34:19 0
「びゃああああああああああん!柊がぶった~!」
「ああ、ほら みさちゃんが悪いのよ・・・あぁ~、柊ちゃんちょっとやり過ぎかも・・」
みさおの頬は真っ赤に晴れ上がり、少し口を切ってしまったようだ
「あ・・・・・」
『思いっきり叩いちゃった・・・どうしよう・・・』
かがみは罰が悪そうにジンジンと痺れる左手をさすって俯いた
「・・・・ごめん・・・・」
ベソをかくみさおと、それを慰めるあやの
二人の影をかつての自分とこなたにダブらせる
視界が涙で歪んできた
「知らないわよ、あんな奴の事なんか・・・・」
そんな事が有ったせいか、ここの所のかがみは少し孤立している
と、いっても周囲は『みさおが悪い』という見解を持っている上に
叩かれてもなお「許してやるから機嫌直せよぉ」とあやのの静止を振り切っての
みやおの体当たりのお陰で完全な孤立では無く、
周囲の気遣いによる孤立が保たれていた流石は位の高い進学校である
もちろん、この形式が成り立つ為に峰岸あやのの影の活躍が有ったことは言うまでも無い