10/03/22 22:39:25 xKA4V3/+
>>956
松原市域は近鉄、堺市域は南海とテリトリーが分かれていて、河内松原駅に南海が乗り入れてるのは
もともと“相互乗り入れ”という形で、まだまだ路線バスの利用者が多く積極的な運営が見られた頃に、南海エリア~松原駅、
近鉄エリア~堺東駅で運行を開始した名残だね。
なので、相手方のエリアに入った途端に運賃がはね上がる。のちに近鉄は撤退したので現在は
南海の片乗り入れのような形態になっている。
南海の天美駅乗り入れも、元々は堺市境の天美我堂で、市バスよろしくエリアぴったりに
路線が途切れてたのを天美駅まで延長。地下鉄延伸に関連する堺市東部の路線再編と
天美駅のロータリー整備に関連するものだったかと。
バスは鉄道と違い、路線の設定の自由度が高いため、市バスのような公営に限らず、
行政区画等によって厳格にテリトリーを設定し、営業権を守る傾向が強かった。
一見エリア外に見える、南海の例や、他にも近鉄の茨木、京阪の吹田乗り入れなどは
いずれも歴史的な曰く付きのものが多いね。この辺が自由化の時代とはいえ、市バスが公営という事由以外に
なかなかエリア外へ向かえない理由の1つにはなっている。