08/10/31 09:02:52 5zEJEyyP
平日午前7時15分の、郊外（というより田舎）から、市内中心部行きのバスの始発停留所。乗客は、俺を
含めて15人位か。定刻で発車。バスは片側1車線の道路を走り出した。対向車線を軽ワゴンが走ってくる
のが見えたが、避けたり減速する必要がない道幅なので、バスは普通に加速していく。
と、いきなり、ジジイが運転する対向の軽ワゴンがバスの前に突っ込んできた。当然バスは急停車。
運転手以下バスの全員が驚愕していると、軽ワゴンの助手席から、ズボンをだらしなくズリ下げた高校生
が（ジジイの孫か）、ゆっくりと降りてきて、そのままバスに駆け寄ってくるのならともかく、更にノロノロと、
スライドドアを開け、軽の後席からバッグだのギターケースだのを、スローモーションのごとく、ゆっくりと
取り出している。軽ワゴンでブロックされているので、その間、バスは走れない。ジジイはニヤニヤしてる。
『只今の急ブレーキでどちら様も、お怪我ございませんでしたか？』と、真っ先に乗客を気遣っていた
運転手が、ここでキレたんだと思う。急停車のときには鳴らさなかったホーンを、今になって、けたたましく
鳴らし始めた。始発のバス停小屋と駐在所は指呼の間だ。30秒しないうちに駐在さんが駆けつけてきて、
ジジイは切符を切られていた。