09/12/26 16:40:59
怪しい会社を導入した自治体
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2/2の信濃毎日新聞朝刊によれば、GISのシステム保守をどうしたらよいかと、
この会社のシステムを導入した自治体が困惑しているようだ。お膝元の飯田市や
豊丘村のほか、長野市もそのシステムを導入していたことを知った。
世の中はこうした情報技術の部門でさまざまなシステムが氾濫している。
そうしたシステムがたとえばマイクロソフトのOSのようにかなりの部分で
汎用化している場合はまだしも、さらなる専門的なシステムに依存している場合は、
その後の管理をどうしていくか、という部分で複雑な問題が多いことを示している。
お役所ごと導入するシステムは異なるし、その導入に際してその後のシステム更新を
どう継続してゆくかという部分は、導入段階での大きなポイントとなる。いざ導入先が
破産するという現実を見て、我が社でも同様なシステムの提供をしようとしているが、
果たして我が社は未来永劫継続するかは怪しい。
営業は一種の詐欺のようなものだ。話術の上手いやつは仕事をとってくる。しかし、
大雑把にいえば詐欺師のようなものだ。そこで会話された内容がどれほど正確かは、
当事者のみのわかるところだ。そういう意味では、もともとわたしには怪しいイメージの
あったこの会社のシステムを導入した自治体は、どこまでこの会社の姿を把握して
いたのだろうか。
まったくもって中央で同じことをしている会社が、長野県のような場所で同じ仕事をしても
見合う収入はない。それほどもの作りではない世界の仕事は複雑化しているし、対価が
正当なのかどうかも解りづらくなっている。