09/10/19 12:41:45 cJ9YY99V
>>427は流れ星を見る為にひとり正丸峠へ向かった。
初めて行く道は噂通りの荒れた路面で、カーブミラーに映った自分のバイクのライトや歩行者・チャリのヘッドライト、イニDごっこの車にビビりながらも何とか茶屋まで辿りついた。
427が住む場所よりも高度が上がったせいか、途中で急に寒くなってきた。
「そういや沢がある場所はそこだけ寒いってばあちゃんが言ってたっけ…っくしゅッ」
風邪かな、とつぶやきながら流れ星を見るのによさそうな場所はないかとウロウロしていると、人の声が。
だ、誰だ!?
「あ…んッ…もうっらめぇぇぇぇ!」
う、羨ましくなんかないんだから!となぜか目に汗がにじむのをこらえつつ、427は更に奥へと歩いていった。
だが正丸峠から見上げる空は狭く、今ひとつ星が見えにくい。
427は今日はあきらめて違う場所を探そう、と記念にバイクの写真を撮ってから帰路につくことにした。
だが怪奇現象はその時起きた!
「な、なんだこの音は…」