09/03/27 21:47:33 ncuVe12l
サービスマニュアルあるなら、潤滑機構の項を見ればわかるんだけど
オイルパンから上ったオイルが、Y字状のパイプでヘッドにオイルを送り
Y字の一方はヘッドに開けられた穴から、排気側のロッカーシャフトの潤滑をして
もう一方はヘッドの中に通されたパイプから、吸気側シャフトへオイルを送る構造です
ラインキットはロッカーアームシャフトへ直接給油するので、確かに効率的なのですが
よく言われるのが、例えばオイルクーラー用のバンジョーやホースでは、太すぎるのではないかという考察です
売られてるキットが、その辺の流量を考えられてるのかは知りませんが、Y字状のパイプの細さを考えると
やたらに流量を増やすのは考え物かとは思います
というのもZZRでオイルポンプの容量がアップされてることを考えると、ノーマルのままでどこまで追いつけるのかかなり疑問ですし
もしオイルポンプの容量が足りないまま高負荷で走行して焼き付きなどが起きた場合、ロッカーシャフトだけでなく
まず間違いなくクランクのメタルまで逝ってしまうはずだからです
ちなみに某誌でショップのwithmeが、連載記事の中でオイルラインの考察をしてましたが
ロッカーシャフトに着けた油圧計で計測をしながら、ホース径やオリフィスで流量を何度も変えて自作バイパスキットを作ってました
プライベートでアレをやるのは現実的ではないなというのが感想です