09/03/03 10:13:06 yfJSIR4j
>>761
ラジアルはコルセット的なものでトレッド面を固める。
バイアスは帯のグルグル巻きの加減でトレッドを固める。
ラジアルの良いところは広い面を造れるところ。
速度が上がり遠心力が掛かっても形状が崩れないので、
幅広な扁平タイヤが実現した。
四輪のタイヤは例外なくラジアル化された。
バイクのタイヤは断面が平らではバンクしないので、
逆に言うとラジアルじゃ困るわけだ。
断面形状を最適化したり、
コンパウンドを場所によって変えたり、
内部構造の複雑さは四輪タイヤの比ではない。
深いバンク角が前提となるスポーツバイクでは、
フルバンクで広大な接地面が造れるラジアルが
ようやく完全に優位に立ったといえるが、
もともと形状が丸いバイアスは、
特にバンク角を選ばずそこそこのグリップを発揮するので、
磨耗が進んでも特性が変わりにくいなど、
タイヤとしての実用性は未だに有利である。