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天才キモス様の運命的な出逢い【第六章】
左腕にはめた時計をチラッと見ると店の閉店時間が近づいていたので、テーブルに置かれた特大のフルーツの盛り合わせからパイナポーを一つ摘まんで口に入れ、ﾓｸﾞﾓｸﾞしながらヲレ様は出迎えてくれた支配人の元へ向かった
まだ店に残ってる友人の一人が最近誕生日を迎えたので、祝ってあげる事が出来なかったヲレ様はゴルフが好きな彼の為に沖縄からゴルフ用品を送ってあげていた
そんな事もあり今日は最初から自分がオゴるつもりだったので
福澤清三－石川巌－青木勝美
試走一番時計の青木勝美が単独最重ハンで、こんな感じのレース結果になってしまった時の配当金と同じくらいの金額を店に支払い自分の席に戻った
席に戻ったヲレ様はバッグから手帳を取り出し、破った紙に自分の携帯番号と都内某所の寿司屋の名前と簡単な道順の説明を書いて彼女に渡した
書道五級くらいの達筆なヲレ様の書いたその紙を彼女はニコニコしながら見ていた
『そこの店ね、凄く美味いんだ。遅くまでやってるし個室なんだよね』
ヲレ様が得意気に言うと彼女は言った
『ここ私知ってますよ。何度か連れて行ってもらった事ありますから。大丈夫です。場所は分かります』
ヲレ様は恥ずかＰでした
【続く】