10/05/06 13:42:15 5Ow7PUCs0
電気自動車の難点がバッテリーの高価格、航続距離、充電インフラの整備であることは
指摘されていた。にもかかわらず各社が普及に向けて開発を進めているのは、「量産すれば
安くなる」というロジックに基づいている。だが、それは疑わしい。なぜなら、複雑な工程
を踏む製品なら、大量生産によってラインを整えればコストダウンが可能になるが、電池と
いうものは、構造は単純で、コストに占める原材料費の割合が高いのである。つまり量産
したからといって価格を下げられない。普及するには、価格が10分の1になるか、寿命が
3倍になるか、どちらかしかないと考えるが、実現は難しいのではないか。
03年に創業した米テスラ社のEVスポーツカー「ロードスター」にはノートPCなどの
バッテリーに使われている「18650」という規格のリチウムイオン電池が6800本も
積まれている。1本400円として270万円以上になる。18650は三洋電機が年数億
本も製造しているが、それだけ量産してもこの価格なのだ。
トヨタがEVに積極的でないのは、量産でコストダウンが効かないからなのかな。