10/06/19 23:45:35 QZbpIGsS0
信号待ちで後ろに止まったツリ目。レガシィというやつかな?
車高を落とし、エアロを組み、窓を開ければ図太い排気音が聞こえて来る。
そのツリ目から放たれた真っ青な光は、常に俺のサイドミラーを照らしている。
その俺のクルマはどうだ。
いよいよ5年目に突入したマツダのアクセラ。
MAZDASPEEDのエアロを奢るが、エンジンもマフラーもドノーマル。
ホイールはエンケイだが、タイヤは純正の使いまわし。
ちょっとお洒落した程度だ。
いやぁ片側一車線というのは素晴しい。ビタ付けで煽ってくるクルマをどこまでも押さえつけ、
制限速度40kmをビッチリ守って走るのがなんと気分の良いことか。
レガシィのドライバーはどうせ走り屋だ、今頃抜かせてくれない俺にイライラしているはずさ。
うーむ愉快愉快。
さて、そろそろ家に近づいてくる。
左ウインカーを出し、住宅街の細い道にクルマを誘導する。
おバカなレガシィさん、前は開けたぞ。バ~イバ~イ・・・あれ?
なんでこのツリ目は俺の後ろを付いてくるの?
ふいに、俺の顔が青ざめた。