10/03/15 19:44:54 08qnch3G0
隣に並んだ高級車。メルセデスというやつかな?
車高を落とし、エアロを組み、極太でデカいタイヤを履き、
ガチガチに固めたサスで車体は跳ねまくり、運転席には顔を真っ赤にした中年オヤジ。
クルマの派手さといいオッサンの鋭い目つきといい、まるでどこかの雑誌の写真のようだった。
それに比べて俺はどうだ。
同じように車高を落とし、極太タイヤを履き、細部に渡るまでエアロパーツを組み、
ベタベタとステッカーを貼り、車検に引っかかりそうなくらい手の込んだリヤウイングまで付いて、
甲高いエンジン音がブォンブォンと唸る運転席。
なんだこのクルマは。まるでF1マシンじゃないか!
ふいに、俺はバーレーンの1コーナーに吸い込まれていった。