09/08/16 03:01:18 +CxWm4rP0
GMボルタの正しい理解
(1) 種別は「レンジエクステンダーEV」で、ハイブリッド車に非ず
・基本的に、EVとして使用することを想定したクルマである
・国土交通省によると、日本では一走行の 97.7% が50km以下の走行であり、ボルタは日常でほぼEVとして機能する。
URLリンク(www.mlit.go.jp) 表2-7に「トリップ長分布の推移(乗用車類)
・充電インフラが乏しい現状において、既存のガソリンインフラで走行距離を拡大できる(レンジエクステンド)こそ、純EVに対する価値。
たまには遠出に行きたいという欲求(自動車を所有する意味の一部)に応え、エネルギー切れの不安も既存のガソリン車と変わらない。
・上記より、特定状況で燃費が○km/L という話はオマケ程度の価値しかなく、基本はEVという概念を殺ぐものである。
(2) ボルタが実走行で使用するバッテリー容量は 8kWh (8.8kWh)
・ボルタは最大容量 16kWhのバッテリーを搭載しているが、長寿命化のために使用する容量範囲を 30~80% に制限している。
・上記の結果、実際の走行で使用する容量は 8kWh 程度(実際には8800Whであるらしい) であり、この容量での走行距離が 64km である。
・容量を 8800Wh 程度しか使用しないため、米国の家庭において 120V/12A という電源で 8時間程度で充電が完了する (240V/15Aなら3時間)
141:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/16 03:01:31 +CxWm4rP0
(3) 他社の純EVのバッテリー容量と考察
・三菱アイミーブは、実走行で使用するバッテリー容量を 16kWh として公表している。
GMボルタと同様の理由で容量の 30~80% しか使用せずに上記の容量を稼ぐため、車両には 32kWh 分のバッテリーを搭載している。
GMボルタに対し小型でかつエンジンを搭載しないため、 ボルタの2倍よりは長い航続距離を稼いでいる。
(1)の「97.7% が50km以下」を前提にすれば、もっと少ないバッテリー搭載量もあり得ただろう。帯に短し襷に長し、の感がある。
・日産リーフのバッテリー容量 24kWh が何を指すのか、現時点では確証を得られていない。
しかし航続距離から察するに、三菱アイミーブと同様に走行で使用するバッテリー容量を指していると思われる。
その場合、ボルタに対する実容量は約 2.7倍であり、その重量やモードの違いも考えると 160km という値も妥当であろう。
30~80% を超える範囲での運用を想定しても、バッテリーの容量はアイミーブより大きくなることは必至であり、その高コストと
寿命の問題に対応するために、バッテリーをリース式にしたと思われる。
142:名無しさん@そうだドライブへ行こう
09/08/16 03:04:09 +CxWm4rP0
>>139は、>>140の(1)に関連した「米国の実態に合ったEV走行可能距離」をボルタが有していない、という愚論を展開しています。
少しでも調査能力、分析力があれば、8.8kWhの容量で64.4km走っていると分かるはずなのですが、どうしようもありません。