09/08/04 19:58:30 RnvBd1Sn0
８／３版の日刊自動車新聞にこんな記事がありました。
富士重工業は、普及型ＣＶＴ（無段変速機）の開発に着手した。
５月発売の「レガシィ」に搭載した「リニアトロニック」を
ベースに、耐トルク性能などを見直し、内部構造を簡素化して
コストを引き下げる。１・５～２リットル級の水平対向エンジンに
搭載すると見られる。低燃費ニーズや二酸化炭素（ＣＯ２）規制を
にらみ、ＣＶＴ搭載車種の拡大を急ぐ。
「リニアトロニック」は、動力伝達部に一般的な金属ベルトではなく
チェーンを採用、縦置きエンジン用に求められるコンパクトな寸法と
広いギアレンジを両立させたことが特徴で、新型「レガシィ」の２・５
リットル自然吸気エンジンに搭載した。同クラスのＡＴに比べ燃費が
５～６％良い。
普及型は、このＣＶＴをベースに構造を簡素化し、耐トルク性能などを
最適化して開発する。チェーン式の利点や既存の製造設備を生かし、
燃費性能の良さを維持しながら、より安いコストで量産する。２０１１年頃
から新型ＣＶＴを「インプレッサ」「フォレスター」などに順次、搭載して
いく方針。既存の「リニアトロニック」と併せ、２タイプのＣＶＴを持つこと
で幅広い車種に対応する。
ガソリン価格の高騰懸念や「エコカー減税」などの優遇策により、
燃費の良い車の販売が世界的に伸びている。こうしたニーズに応える一方、
日米欧で強化されるＣＯ２規制に対応するためにも、同社はＣＶＴ搭載車を
積極的に増やしていく考えだ。