09/06/12 12:28:08 TPUjtcEE0
ぶどう畑で、たわわに実ったおいしそうなぶどうをキツネが見つけた。
食べようとして跳び上がるが、ぶどうの房はみな高い所にあり、届かない。
何度跳躍してもついに届かず、キツネは怒りと悔しさで、
「どうせこんなぶどうは、すっぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか」と捨て台詞を残して去ってゆく。
【解説】
手に入れたくてたまらないのに、いくら努力しても手が届かない対象がある場合、
その対象を価値の無いもの、低級で自分にふさわしくないものとみなす事であきらめ、心の平安を得る。
フロイトの心理学において防衛機制、合理化の例として有名。