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「ハマー」買収、中国国内からも懸念の声
2009年6月5日22時1分
【北京】GMからスポーツ用多目的車(SUV)のブランド「ハマー」を買い取ることで
暫定合意した中国の重工メーカー、四川騰中重工機械(本社・四川省成都市)に対し、
中国国内メディアから懸念の声が相次いでいる。
国内でも無名に近く、「ハマーを買う実力があるのか?」(国営新華社通信)といった指摘が出ている。
「『蛇が象をのみ込む』、消化不良に注意」。新華社通信は4日夜、
こんな見出しの記事を配信し、買収計画に懸念を示した。
騰中重工の資本金が3億元(約42億円)に過ぎないことを指摘し、
「知名度を上げるための『自己宣伝』ではないか」との見方を紹介した。
新華社通信は3日の配信記事でも、騰中重工は「乗用車の研究開発、
製造、販売の経験を欠いており、買収の実現性をまじめに分析すべきだ」と指摘した。
南方都市報も4日付で「ハマーは滅亡する運命にある恐竜だ。
中国が進める省エネの理念に合わず、中国自動車業界の未来と無関係」などと
酷評する専門家の論文を掲載した。
これに対し、騰中重工は買収計画について専用ホームページを設け、
「買収は弊社の発展戦略に沿う」などと反論。
ハマーの燃費向上へ「新型車の研究開発に投資する計画だ」などと強調している。