08/11/07 11:05:19 uVmJDESG0
トヨタが2009年3月期の営業利益予想を発表し大きなニュースになっている。
自動車ギョウカイ人として考えるべきは二つある。まず「赤字じゃない」というもの。
アメリカの自動車メーカーを見ると、赤字も赤字。
日本式の表記なら、真っ赤な数字か黒三角がズラリと並んでいることだろう。
けれどトヨタは下方修正したって決して少なくない黒字をキープ出来ている。
危機感は持つべきだろうけれど、悲観することなどなかろう。
いうか、今後の状況を考えれば、1年くらい赤字になってもおかしくない。
何度も書いてきた通り、1年程度の赤字を凌ぐ体力を持ってないと今回の危機は乗り越えられないと思う。
最大の関心時は「トヨタがキチンと方向変換出来たか?」というもの。
ここ数年、愛知県の隆盛に後押しされ、バブル路線を歩んできた。
パワフルなハイブリッドを作り始めた時から「そら違うでしょ」と回りは感じているのに、
トヨタのような地面に足が着いている企業でも中に居ると見えなくなってしまう。
次期型プリウスなんか動力性能を重視し、1,8リッターになるという。本来なら1,3リッターにして欲しかったところ。
次期型ハリアーハイブリッドも3,5リッターのままである。トヨタに限らず言えることながら、世の中は予想をはるかに超える速さで変わってきた。
これに追いつけるかどうかが、本当の勝負だと考えます。