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ダッジ『バイパー』が8月18日、ドイツ・ニュルブルクリンク北コース(1周20.8km)の走行テストにおいて、
7分22秒1という市販車最速タイムをマークしたと、アメリカの自動車専門誌『モータートレンド』が伝えている。
タイムアタックに挑戦したのは「バイパー・クラブ・オブ・アメリカ」のメンバーが所有するバイパーの最強モデル、「SRT10-ACR」(アメリカン・クラブ・レーサー)。
07年のLAモーターショーで発表され、SRT10をベースにサーキット用の足回りを組み込み、徹底した軽量化を施したモデルだ。大型リアスポイラーも専用装備する。
8.4リットルV10エンジンはベース車同様に最大出力600ps、最大トルク77.5kgmを発生。
ACRでは遮音材やカーペット、オーディオなどの装備まで省略することで、この種のスポーツカーとしては異例の1552kgというライトウェイトを実現した。
タイムアタックはオランダ人レーシングドライバー、トム・コロネルが担当。
現在、WTCC(世界ツーリングカー選手権)に参戦中で、過去にはフォーミュラ・ニッポンや全日本GT選手権でも活躍したドライバーだ。
ドライの路面コンディションの中、バイパーSRT10-ACRは7分22秒1のベストラップを記録。
『コルベットZR-1』が6月に叩き出した7分26秒4、日産『GT-R』が4月に達成した7分29秒3のタイムを大幅に短縮した。
最近のスポーツカー勢力図では、アメリカ車の健闘が目立つ。日産GT-Rなどの日本勢、ポルシェ『911』などのドイツ勢の巻き返しはあるか!?
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