トランペット購入検討スレッド 9本目at SUISOU
トランペット購入検討スレッド 9本目 - 暇つぶし2ch124:名無し行進曲
07/01/30 22:50:49 a2tXz/2m
材質の規格自体はある程度は共通性をもたせてはいるが、世界各国が独自に制定しているから
真鍮(黄銅)だけでもたくさんある。(参考としてWikiで工業規格を調べてみて...。)
その規格には化学成分にせよ機械的性質にせよ規格値には下限上限がありその化学
成分配合を範囲内でいじる事で実は機械的性質をコントロールする事が出来る。
極端な話として客先が「要求するスペック」をクリア出来れば原料コストを下げる為に
原料配合を価格の高い原料は下限に、不純物は上限にと言う事も出来る。
材質規格って以上のような感じ...、で、これらの事を頭に入れている機械設計者は今では
ほとんどいないけどね。

そして楽器を使用する最終ユーザーが真鍮(黄銅)の規格に基づいた機械的性質を
要求してはいないのだから楽器メーカーは真鍮の規格品を使用なくてはならないという制限はないと考えられる。
だから楽器メーカーが独自に配合を指示したり、伸銅メーカーの独自規格の真鍮板を使用して
も全く問題無い。
しかしと言うか独自配合いわゆる新合金開発はものすごく手間と費用がかかる。
実験室レベルの溶解では上手くいったとしても、1チャージの溶解量が多い生産レベル
に近づくと使い物にならない合金ってざらにある。(例えば鉱滓だらけカスだらけって奴とかね)
もし万が一(笑)上手くいったとしても伸銅メーカーはまとまった生産量が無いと
馬鹿高い素材単価を要求してくる、たいていは成分規格が厳しくなってて通常流れのラインに
入れ込むのに苦労するし、はっきり言って金管楽器の素材需要量なんて話にならんくらい「しょぼい」からね。

楽器メーカーとしてはそこまで費用やリスクをとってまで独自配合にこだわる理由がないし
なんといっても「ブラスの音」として確立された古くからある欧州メーカー製の真鍮板を
使う方がはるかに賢い選択だよ。
ただし、一つの可能性としてある業界の鉛レス銅合金のように楽器メーカー各社全体が新合金開発に
一丸となって取り組めば新しい優れた金管楽器用の合金が出来る可能性がある。
が、欧米の大手金管楽器メーカーの親会社の経営者は金勘定のアホ揃いだから無理だと思う。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch