06/07/29 17:03:58 AnxKTtXl
>>664
配役をいじれば、↓こういうのもありかと。
シドの最後のライヴ…
ロジョー子「シド、おまえの体はドラッグジャンキー症状に蝕まれている。
しかも相当重症の…これは医師界の権威の診断で有り厳然たる事実だ…」
立ち上がるシド「だからどうした」
ロジョー子「えっ…！だからどうした…そう、知ってたのか」
シド「自分の体だもんな。だいぶん前から薄々な」
ロジョー子「知ってるんならなおさらだ！今すぐ引退を表明しろ！」
シド「今月はブライアン(･ジョーンズ)の墓参りをしたのかい？」
ロジョー子「おまえもジミー(・ヘンドリックス)の様になりたいのか？あの可哀想なジミーの様に」
ジョー「よしなよ、ジミーの事はよそうや。な？」
ロジョー子「今さら…今さらライヴを中止するとなれば当然莫大な違約金を主催者達に
支払わなければならないだろう。でも、そんな事はオレが 全て責任を持つ！だから…！」
シド「もうすでにポンコツだからとかギターにキレが有るとか無いとかそんな事じゃ無い。
それはあんたもよーく知ってるハズだ。オレはそうやってここまで来た！ そしてこれからもだ！」
ロジョー子「シド…」
シド「せっかくだが出てってくんないか。ここはピンク・フロイドのメンバーの来る場所じゃねえ」
ロジョー子「シド…」
シド「あんたが出てかないならオレが出てく」
ロジョー子「待てシド！お願いだ！待てくれ！（震えて涙が出る）
頼むから舞台に上がるのだけは止めてくれ…一生のお願いだ…」
驚くシドだがそのまま去ろうとする。扉の前をふさぐロジョー子。
ロジョー子「好きなんだ、シド！おまえが！！」（言って２人共驚く）
ロジョー子「好きだったんだ…最近まで気が付かなかった…。
お願いだ、オレの為に舞台へ上がらないでくれ…この世で１番好きな人を、
廃人となる運命の待つ舞台の上へ上げる事は絶対に出来ない！」
扉の向こうのジャック・モンク(注)「おい、シド！そろそろ出番だ！どうした開けろ！シド！」
ロジョー子の肩をつかむシド「舞台の前でよ、世界一の聴衆がオレを待ってる。
だから、行かなきゃな…」
ロジョー子「シド！」
シド「ありがとう…」
シド、ロジョー子をそっとどけて扉を軽く開ける。
ジャック・モンク「何やってんだよ、中に誰か居るのか？」
シド「いや、行こうぜ」外へ出て扉を閉める。
ロジョー子「シド…！」ひざまずくロジョー子。
注)ジャック・モンク＝シドの最後のバンド「スターズ」のメンバー