07/06/24 17:13:19 JGGgZzs40
この頃、改めて思うが、柴子と重実徹氏との組み合わせは
最高だと思う。
特に、紅蓮の月の間奏。
そこまでは主人公の悩む姿が描かれていたのに
突然入る異質な音で、視点は一気にグレーの空に低く浮かぶ月の情景へ。
そして、ピアノとギターで徐々に追い立てられる盛り上がっていく流れは
とても美しい。
そこに描かれるのは女性のドロドロした思いではなく、
それを見下ろす大きな存在、月である。
その月は『今夜、君の声が聞きたい』や『月光浴』の月のように
静かに見守ってくれる月ではなく、
もっと孤高な、ある種の冷酷さを持った月である。
ドロドロした思いを秘めた女性の姿と
それを見下ろす月とのコントラストが
この曲に言いようのない神秘さをかもさせている。
彼とはこの先もたくさん組んでほしいものだ。