06/07/08 06:19:28
>>543の続き
「高校2年で入信した信徒が、中学生のころに尾崎の歌をまねて作った詩がある。
夢を失い
ちっぽけな金にしがみつき
ぶらさがっているだけの大人達
尾崎は92年、26歳の若さで急死した。彼が若者の心をつかみ、歌い続けた間、
人々はバブルの絶頂期を経験した。
ちょうどそのころ、オウムは時代の流れに乗りきれない若者たちの受け皿となる。
理科系の大学院出身者や医師、弁護士なども獲得していった。
詩を書いた若い信徒は、教祖と会った第一印象について「非常に優しそうな感じで、
一切を拒否しない包容感を感じた」と振り返った。慈悲深い「最終解脱者」に映ったのだ。
しかし、教団はわずかな間に凶暴な犯罪者集団に変わっていった。89年11月、
坂本弁護士一家3人を惨殺する。武装化を進め、ついには市街地や地下鉄にサリンをまく
無差別テロに及んだ。」