尾崎豊の「十五の夜」を聞くとムカツク!!ぼけ!at LEGEND尾崎豊の「十五の夜」を聞くとムカツク!!ぼけ! - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト650:伝説の名無しさん 06/07/27 01:16:38 トイレで排尿した。便器に血が滴る。2日ほど前から生理が始まっていた。 新たな生命を生み出そうとする生理学的な肉体の営み・・・。敦子の意思がどうであれ、彼女の肉体が女であることを 否が応でも認めさせる。子宮のある下腹部に痺れるような疼痛が走る。 部屋に戻った。彼女はCDプレーヤーのスイッチを入れた。 彼女の好きな尾崎豊の曲が流れた。 「ふたりはまるで 捨て猫みたい だからお前は 子猫のような鳴き声で・・・」 敦子の目に涙が溢れる。机の上にある尾崎豊のCDのジャケット写真を眺めた。 尾崎豊が物憂げに伏せ目勝ちに、俯いている。 敦子にとっては、尾崎豊に逃げることが唯一の救いだった。つらい現実を前に何も出来ない自分。そんな弱く 惨めな自分から逃げたかった。夢の中で敦子は尾崎と共に暗いベッドの上に佇んでいた。ふたりとも、無言だった。 「それからまた二人は・・・目を閉じるよ・・・」 何か言葉を発したら、儚げな夢は掻き消えてしまいそうで恐かった。 「こんなにも騒がしい街並みに佇む君は・・・・泣き虫な女の子で・・」 本当に自分は此処にいない。今の自分は偽りで、偽りに満ちた今の社会のなかで偽りの存在として生かされているんだ。 いつか、誰かがわかってくれる。例えば尾崎なら、私のありのままを受け入れてくれるはずだ・・・・敦子はそう感じた。 夢の中の尾崎豊は彼女に目を向け、そして優しく微笑んでくれた・・・・ サリンが撒かれる11年前の、ある夕方のことだった。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch