08/05/12 13:08:31 JZjlAA65
>>880
眩暈と歓びの種ともに頭声を意識して歌っているかと思いますが、
眩暈は喉だけで裏声を作ろうとしているためか終始喉に引っかかったような声になっています。
一方、歓びの種は喉に引っかかった感じが少なくなりずっと聞きやすい歌になっています。
頭声は頭頂方向に響かせるだけでは芯のないような空気感の多い声ですが、
頭声が鍛えられて頭頂と同時に眉間や前頭部など前方にも響かせられるようになれば
ある程度力強い声で歌うことができるようになります。
そのためにも頭頂(やや後側)の響きを強くするように意識しながら
その響きが喉の下よりも深いところから響いていると感じられるようになることを目指してください。
いまは力強く歌おうとすれば喉に力が入ってしまうでしょうし、
喉に力が入り喉が締まってしまうと鼻声になってしまいますから、
喉の存在を忘れてしまうためにもあたかも頭頂に喉があるかのようにイメージして歌ってみましょう。
そして上顎の上、目の後ろあたりにあたかも口があるかのようにイメージして歌ってみてください。
響く場所に滞りなく息を送るような呼吸ができていれば背中の下側の筋肉がかなり疲れると思います。
>>372のリリー・レーマンの知覚図はミックスした頭声の感覚を表現したものですが、
深いところつまり横隔膜から声を出すことができるようになるまでは上顎に当てることはしないで、
音符の方向に声を飛ばすという意識で歌うとピッチも取りやすくなるかと思います。