08/05/29 16:25:58
所々を・・・
ジェロの高校はピッツバーグの公立高校ペリー・トラディショナル・アカデミー
で、ジェロにとって恵まれたプログラムがあった。日本語コース。
「彼はとても小柄で好人物で、物静かだったわ」４年間ジェロに日本語を教えた
イザベル・ヴァルディヴィアは言う。
ペリー北近辺は子どもが育つのに適した地域ではないところがある。
住民の多くがアフリカ系か東欧の移民で、不安定に混血もしていて、
ワーキングクラスか貧しい人々。ヴァルバディアさんが言うように、
こういう環境の中で、演歌を唄ったり日本語に情熱を燃やしたりすることは、
小柄で痩せててシャイな黒人の子どもにとっては平坦な道ではない。
だから当時は、事実上演歌については口を閉ざしていた。
演歌をマスターするためには日本語の会話と聞き取りを強力に把握しなけれ
ばならない。簡単な裏技があるわけではない。ネイティブでない人間にとって
、日本語は世界でもっとも難しい言語のひとつ。３つの「字」ーひらがな、
カタカナ、漢字があり、漢字は基本的なものだけでも2000以上も
覚えなければならない。
ジェロは好きな演歌歌手のレコードジャケットの字を読むために、独学した。
「ジェロームは特別でした」とヴァルヴァディアさんは言う。
「彼は本当に良く勉強したし、演歌に夢中でした」
続きはのちほど