08/01/10 22:40:07 EBvBoA8Y
【芸術家高本秀行、栄光の軌跡】 ■第十一回■
高本秀行少年は1967年4月、小学校に入学した。
彼は入学以来10回連続100点を記録した。
しかし本人はもちろん両親も全く驚かなかった。
それはごく当たり前のことであった。
そんな順調な学校生活を送っていたその年の7月、
彼ははじめて100点を取ることが出来なかった。
彼の手元に戻ってきた答案には95点と採点されていた。
秀行少年も両親も、そして担当教諭も何かの間違いかと思った。
しかし何度確認しても95点であった。
秀行少年は帰宅後両親に答案を見せると自室に戻った。
両親はがっかりして眠ったのだろうと思ったが、その数時間後、
秀行少年の衝撃的な姿を眼にすることとなったのであった。
(第十二回に続く)