08/03/13 15:26:45 PPR/2dvI
>>958
激しく長文なので、他の方はスルーして下さい。
あなたは私の言っていることの真意が汲み取れないようだ。
私は西本さんを侮辱する気なんてさらさらありませんし、ここの人達を侮辱する気もありませんよ。
先にも書きましたが、私の怒りの矛先はあなたにだけだ。
演奏家というのは作曲者の意思を聴衆に伝えるのであって、自分の気持ちを伝えるわけではありません。
名前は出しませんが、若手の頃は著名な外国人指揮者に、よく「自分の気持ちで演奏するな。聴衆は私やあなたの気持ちを聴きに来たのではない。作品に忠実に、決して個人的な感情を入れてはならない」と怒られたものです。
偉大なのは作曲者が作った「作品」であって(だからと言って、決して作曲者自身を神のように崇拝しているのではなく)、言うならば私達演奏家は、作曲者の作品を再現するための道具なんです。
それ故、演奏家は必ずしも素晴らしい人格の持ち主である必要はありません。
むしろエゴの塊でなければ、演奏家という職業はやっていけませんよ。
あなたは西本さんを盲目的に崇拝し過ぎていて、彼女が伝えたいことの真意が見えていない。
彼女は一流の演奏家である故、ファンのためだけに演奏しているわけではない。
気の遠くなるような、作曲者との対峙があってのことだ。
それもあなたは分からずに「西本さんが、西本さんが」とことあるごとに名前を出し、西本さんが全てだと言わんばかりだ。
それで自分が西本さんと分かり合えているつもりなら、それは大きな勘違いだ。
彼女は私的な愛を伝えるために演奏しているわけではない。一流の演奏家とはそういうものです。
私達演奏家から見ると、あなたは作曲者をも侮辱し続けているように見え、腹立たしいのです。
はるか昔から、聴衆が演奏家について「ああでもない、こうでもない」と議論し合う(それこそ昔の方が口汚かった)のは正しい姿であり、「言い争いはやめましょう、みんな仲良く、褒め合いましょう」という方が不自然なのですよ。