08/01/25 23:50:00 +b2n+8fh
期待していなかった「響紋」に感動してしまった。
こういう作品だったのね。
質量のあるオケの響きが前面にあって、児童合唱は背後で淡々と歌っている。
この立体的な音響を前提にしていたのですね。
CDだと平面的に聴こえる。
実在感のあるオケは非日常的な語法で演奏され、
現実味のない無表情な児童合唱は分かりやすい語法で歌われる。
生者死者が対立するというより、バラバラの世界を構築している。
それが音楽が進むにつれて融和してゆく。
もはや生死の世界はボーダレスとなり終わる。
・・・っていう感じがしました。
「ノクタシオン」はサントリーホールに合わない。細かい音が埋もれてしまう。
東京文化会館だったらもっとニュアンス豊かだったのではないかと思う。