07/12/09 23:32:54 tRcp47mx
指輪全曲をこれまでフルヴェン、クナ、ショルティ、ブーレーズ、ベーム、レヴァインと聴いてまいりました。
で、たまたま今回カラヤンのワルキューレ聴いたのですが、カラヤンをすっかり見直しました。
なんというか、はじめてカラヤンの美学の真髄に触れたような気がします。一言でいうと、「アポロ的ワーグナー」とでも形容しましょうか。
カラヤンについては毀誉褒貶さまざまなようですが、一切の雑念を取り払って聴くと、こんなに美しいワーグナーは他にないのでは。
BPOもさすが、完璧です。歌手陣もカラヤンの美学に基づいた選抜がされたようで、たとえばヤノビッツなんかはまったく新しい、降臨した
聖母のような、それこそ神話的な高貴さをもったジークリンデを聴かせてくれます。