08/06/19 01:51:01 TafGqNI9
★モーツァルトが求め続けた「脳内物質」 須藤伝悦さん 名曲に潜む「効能」解明
モーツァルトは無意識のうちに自分の病を和らげる音を求めて、作曲をしていたのではないか。
そんな大胆な仮説をまとめた。
「脳機能の研究成果に、モーツァルトの文献調査を加えて得られた結論です」。筑波大学に勤め、
脳の神経伝達物質の一種で“快感物質”と呼ばれるドーパミンを研究している。
この時、脳内で一時的にドーパミンの合成が促進され、血圧も低下していることが判明。
一定の周波数領域を抽出して聴かせる実験で、高音域がドーパミン合成を促す効果を持つことを
突き止めた。
「他の曲でも高音ならドーパミンは増えますが、モーツァルトは、美しい曲の中に高音域を
豊富に取り込むことに成功したということでしょう」と解説する。
音楽療法の世界では、高周波数の音は、胎児が子宮で聞く母の声や血流音に似ているため、
癒やし効果が高いとの説がある。それを支持する結果でもある。
なぜモーツァルトは高音を多用したのか。「様々な状況証拠から、彼はドーパミン欠乏による
てんかん症だったのだと思います。無意識のうちに、ドーパミンが増える曲を作っていたのでしょう」と
推理する。