07/12/14 16:46:38 E2FMKKC8
いくつか仲道さんの最近のインタビューからの言葉を引用するから、あとは自分で考えてくれ。
「今回の全集はヘレン版を使って、楽譜に書かれている指示と作品の構造と言ったものを克明に音にすることを大きな目標にしました。スフォルツァンドと書いてあっても、それが何故スフォルツァンドでなければならないのか、
どうゆう意味のスフォルツァンドなのかといったことを考えた上で、その意思を投影して細かく演奏したつもりですし、
プロデューサーもフィリップもそれをよく汲んで録音してくれましたので、結果的にも、楽譜をどう読み取ったかがよく反映されていると思いますし、丁寧に作っていただきました。」
「ハンマークラヴィーアの3楽章では、私が出したかったピアニッシモから細やかな緊張感から、音色の変化も深い思いも全てちゃんと録音に入っている。」
「監修の諸井誠先生に楽譜の読み方を徹底して教えてもらったおかげ。なぜこう弾いているのか、を論理的に全部いえるくらいの音を残したと思います。
そうして筋道を立てた上で、コンサートではいろいろなことも試して弾くから、すごく愉しい」
もちろん本人がインタビューでどう語っていようが、結果として残された演奏を聴き手がどう感じるかはまた別の問題だが、
359みたいな独り善がりの小学生レベルの感想文よりは多くの人の参考になるだろう。
>細かくスコアを読むタイプでもないし
なんてのも359の勝手な決め付けに過ぎないってことも分かると思う。