07/12/08 19:03:19 DMhLC11N
確かに、諸井さんとの対話や楽譜の研究なんかを通して培った磐石の基礎があるからこそ、実演でそこに更なる感情移入しても独り善がりな演奏にならず感動的な演奏になるのだと思う。
>>340の「不安定だし、ある意味自分勝手な演奏」ってのは全く当てはまらないと思うけど。これを読むと、ただ単に自分の気の済むように弾いているように読めるし、それこそ誤解を招くよね。
今年のスケジュールなんか殺人的で、リサイタルで常に最高の演奏を届けるのは難しかったと思う。五月、佐倉での熱情は素晴らしかったけど、その二週間後、府中での同曲では既に指摘されているように終楽章で崩壊してしまった。
更に二週間後の調布での公開収録ではどうなることかと思った。あんな失態を放送が決定している公開録画で繰り返すわけには行かないし、安全運転に終始するかなと思ったけど、十分白熱した熱情を聞かせてくれた。
ただ、最高だった佐倉に比べるとちょっと物足りなさは残ったけど・・・。何はともあれ、今年は本当にお疲れ様と言いたい(まだ大晦日まで大忙しだろうけど)。来年はもう少し公演を絞って、万全の演奏を聴かせて欲しい。毎月のように熱情を聴けたのは嬉しかったけど・・・。
来年はしばらく軽めの演奏会が続くようだけど、二月のべト四大ソナタには期待しています。