07/07/05 17:53:38 SXv7ycCm
>>230
19世紀のフランス楽壇というのは オペラ一色だったみたいですね
サンサーンス、ラロ、フランクなど器楽、室内楽を書こうとした人達には
世に出るのが大変だったでしょう。
自作を演奏してもらえる機会は、あまりなかったでしょうから。
今でこそ、サンサーンスの代表作であり、演奏会で取り上げられることも
多い「第3交響曲(オルガン)」も イギリスのロイヤルフィルハーモニー
の委嘱で書かれ、ロンドンで初演されていますね。
ただ不思議に思うのは、当時、最も人気のあったマイアベアーなどのオペラが、
現在は見向きもされないことです。
それほど音楽的にはレベルが低いものだったのでしょうか? それとも
時代に合わない何かがあって、今は上演もされない、CDにも出ないということ?
オペラ作家としては不遇だったサンサーンスやラロの作品の方が、皮肉なことに
残っているのは、何か理由があるのでしょうか?