06/01/10 05:23:49 yC5r5qH1
堅苦しくなるとつまらないので書きたいことを書きたいように書けばいいんではなかろうか?
実際に作品の背景の情報などは面白いし!
というわけで鰤がピアノ独奏曲をほとんど残していないという意外な事実については、
op.5のところの話なわけだが、op.23は何と2台ピアノのための曲で、
同じ作品番号なのに2曲通してのタイトルがない。
序奏とブルレスク風ロンド(Introduction and Rondo alla burlesca)Op.23-1[2p]
(1940/初演1941,ニューヨーク)
マズルカ・エレジアカ(Mazurka elegiaca)Op.23-2[2p]
(1941/初演1941,ニューヨーク)
この曲の成り立ちが今イチ分からんのだが、曲はどちらもかなり鰤らしさがあって面白い。
ちょいバルトーク「夜の音楽」風味なOp.23-1、
確かにマズルカだが重量感満点のリズムが迫力のOp.23-2、
この2曲、とにかくピアノを鳴らせるような2人が弾いたらかなり面白いんじゃなかろうか?
しかし小曲な上に華やかさがないので、なかなかコンサートなんかではとりあげられないのかもしれない。
最近ソロをやらないアルゲリッチとかラベック姉妹とか、
そのあたりがやってくれないとこの分野ではメジャーにはなれんのだろうが...
ちなみにCDリストにあるGoldstoneさんは>188でも登場しているぞ!
Clifford Curzon, Benjamin Britten - Beulah - 1 PD 14
Op.23-1 only - Clifford Curzon, Benjamin Britten - Pearl - 9177
Stephen Hough, Ronan O'Hora - EMI Classics - CDM 567429 2
Joshua Pierce, Dorothy Jones - Koch International Classics - 7013
Anthony Goldstone, Caroline Clemmow - Olympia - OCD 648
Stephen Hough, Ronan O'Hora - Virgin Classics - VC 7 91203-2